XP-Pen Artist 15.6 を MacBook Pro に接続する方法

XP-Pen Artist 15.6 (Pro) とは

安価帯の液タブです。

以下の記事などが参考になります。

公式サイトは以下です。

MacBook Pro に接続する

XP-Pen Artist 15.6 を MacBook Pro に接続する際にはいくつかつまづく箇所があります。公式サイトは不親切ですので*1、ここに接続方法を示します。具体的な方法を示す前に、以下の前提条件を確認します。

接続に関する前提条件

  • Artist 15.6 は「単なる外部モニタ」です
    • つまり MacBook Pro の外部モニタとして Artist 15.6 を繋げばいいだけです
  • 外部モニタとしてつないだ上で、ペンをタブレットに反応させることが次の段階です
    • この段階が突破できれば、「外部モニタ」を「ペンで操作できる」ことになって、接続完了です
  • 外部モニタとしての入力端子については以下のとおりです
    • Artist 15.6 側の外部モニタとしての入力端子は USB-C です
      • つまり、MacBook Pro からの外部モニタ出力を、Artist 15.6 側は USB-C で入力を受け付ける、ということです

上記条件のもと、具体的な接続方法を書きます。

接続ケーブルの確認

接続ケーブルは、以下の写真のように「HDMI側」と「3本のケーブル側」に分かれています。それぞれをどういうふうに接続するかを説明します。

  • HDMI側

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  • 3本のケーブル側

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HDMI側の接続

「HDMI側」は、MacBook Pro からの出力 に使います。すなわち、この端子を MacBook Pro の映像出力端子*2に差し込みます。

……が、HDMI の映像出力端子は MacBook Pro に存在しません。一般的な USB-C の端子なら備わっていると思います。この一般的な USB-C 端子を介して、HDMI を経由して映像を出力します。したがって、以下のような USB-C と HDMI を結びつけるコンバータが必要になります。

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コンバータを介して MacBook Pro に USB-C 端子を接続すれば、HDMI側の接続は完了です。

3本のケーブル側

「3本のケーブル側」は以下の3本のケーブルに分かれています。それぞれについて説明します。

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  1. 赤いUSBケーブル
  2. 黒いUSBケーブル
  3. USB-Cケーブル
「赤いUSBケーブル」

「赤いUSBケーブル」は、電源を取るためのものです。したがって、電源が取れる先に挿すことができれば良いです。MacBook Pro の場合は本体に挿してもいいですが*3、私は余っている ASUS のコンセント変換器に指しています。電源が取れる形になれば「赤いUSBケーブル」の接続は完了です。

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「黒いUSBケーブル」

「黒いUSBケーブル」は、ペンを反応させるためにMacBook Proと接続する必要があるケーブルです。したがって、このケーブルは MacBook Pro に接続する必要があります。

……が、一般的な形式*4の USB の入力端子は MacBook Pro には備わっていません。したがって、コンバータを間に挟む必要があります。コンバータによっては充電用の USB-C が備わっている製品もあり、USB-C 端子の不足に悩む必要がなくまりますので、調べてみるといいでしょう。

[asin:B07CBN63HD:detail]

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「USB-Cケーブル」

「USB-Cケーブル」は Artist 15.6 に接続するケーブルです。Artist 15.6 に接続すれば、完了です。

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接続を確認する(ポインタ追従まで)

上記のすべての接続が終わると、Artist 15.6 がサブモニタとして映るはずです。また、ペンを Artist 15.6 にあてると、ポインタが追従するはずです。ポインタが追従しないとしても、まずはサブモニタとして映ればOKです。

ペンの圧力を認識させるためにドライバをダウンロードしてインストールする

サブモニタとしての接続が完了したので、ペンを使うためにドライバをインストールします。以下のページから「XP-PenMac(20190903)」などと書かれているものをダウンロードします。最新の日付のもので良いでしょう*5

www.xp-pen.jp

ダウンロードできたならばインストールをします。

ペンを使えるようにするために「システム環境設定」にて設定をする

ドライバを入れてもまだペンが使えるようにはなりません。「システム環境設定」にて、ペンを使用可能にする必要があります。これについては以下のページにまとまっているので、それに従って下さい。

www.xp-pen.jp

途中、「10.」の部分の記述が、

10.“Macintosh HD (Mac)(ハードディスク)”–“Application”–ライブラリー“Application Support”–“PenTablet”フォルダーを開いてください。“MsgDisplay”、“PenTabletDriverUX”、“UgeePenTabletInfo”の3つを追加してください。

となっていますが、途中の “Application” の部分は不要ですね。

適当なソフトを用いて接続完了を確認する

以上が済んだら、Artist 15.6 が MacBook Pro で使えるようになっていると思います。適当なソフトを用いて接続を確認してみましょう。

*1:私は説明を見つけることができませんでした

*2:仮称です

*3:MacBook Pro側のUSB-C端子の個数に注意

*4:Type-A

*5:問題があれば古い日付のものに差し替えます

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