[ご対応ください] Google アナリティクス データの保持と一般データ保護規則に関する重要なお知らせ
最近次のような標題のメールが Google Anayltics から届きました。
[ご対応ください] Google アナリティクス データの保持と一般データ保護規則に関する重要なお知らせ
「ご対応ください」とのことなので対応しました。
やり方
1. 設定メニューをたどる
Google Analytics にログインして、「管理(左下の歯車)」→「プロパティの列(中央の列)」→「トラッキング情報」→「データ保持」とたどります。
2. 保持期限を変更する
「ユーザーデータとイベントデータの保持」という設定項目があるので、そこの選択しからデータを保存したい期間を指定します。私は「自動的に期限切れにならない」を選びました。
3. 「新しいアクティビティをリセット」とは?
「新しいアクティビティをリセット」という項目がありますがこれは何を設定するのでしょうか。以下の説明をわかりやすくするために、前節の「ユーザーデータとイベントデータの保持」という項目を「14ヶ月」に設定した場合を例として考えてみます。
3-1. 「OFF」にした場合
この項目を「OFF」にした場合は次のようになります。「アクセスID」という単語は造語ですが、この名称はイメージがしやすいと思いますので以下の説明に用いています。
- あるユーザがサイトにアクセスするとそのユーザにはアクセスIDが与えられます
- アクセスIDが与えられた日付を2001/04/01とします
- そのユーザが2001/12/01にサイトにアクセスしたとします
- これは後の説明との比較のためであり、ここでは意味を持ちません
- 14ヶ月が経って2002/06/01になったらそのユーザのアクセスIDは削除されます
- 2002/06/01以降にアクセスがあったときにそのユーザに新しいアクセスIDが与えられます
3-2. 「ON」にした場合
「OFF」の場合は上記のような動作をするのに対し、「ON」の場合は次のようになります。
- あるユーザがサイトにアクセスするとそのユーザにはアクセスIDが与えられます
- アクセスIDが与えられた日付を2001/04/01とします
- そのユーザが2001/12/01にサイトにアクセスしたとします
- この時点で「14ヶ月という保持期間の始まり」がこの日になります
- 2002/06/01にそのユーザがサイトにアクセスしたとします
- この時点で「14ヶ月という保持期間の始まり」がこの日になります
- もしこのユーザが2003/08/01までに一回もサイトにアクセスしなかったとしたならばそのユーザのユーザIDは削除されます
3-3. 「自動的に期限切れにならない」では「ON」でも「OFF」でも関係ない
上記のような動作をしますので、もし「ユーザーデータとイベントデータの保持」という項目を「自動的に期限切れにならない」と設定している場合、「新しいアクティビティをリセット」の項目は「ON」であろうが「OFF」であろうが関係ないことになります。