いわゆる「ハマった」ときにどうするかを判断する基準は「時間」

ハマる

「熱中する」の意ではなく、「問題を解決できずに考え込む」の意です。

ハマるとどうなるか

ハマってしまうとそこで手が止まり、物事が進まなくなります。これは、結果を出すスピードに直接関係してきます。

ハマらないためにどうするか

そもそもハマらないようにするにはどうしたらいいかについては、小野さんがまとめてくれています。

概ね賛成です。特に私はプログラミングという観点からは、「5. 「よくあるつくり」に対する理解が乏しい」が主原因と考えています。単刀直入に言ってしまえば、「技術力が低いから」ということです。

ハマったらどうするか

実際に「ハマって」しまった場合はどうしたらいいのでしょうか。ここでは単純に対応策を「棚上げする」と「考え続ける」の二つに分けてみます。この二つのどちらの道を選べばいいかの基準となるものは、「時間」だと思っています。

具体的には、以下のような「時間」の状況です。

  1. その問題には解決期限があるか(納期であったり試験日であったり)?
  2. 時間をかけただけの価値が得られるか?
  3. 時間を費やしたいことが他にあるか?

個別に考えます。

1. その問題には解決期限があるか(納期であったり試験日であったり)?

解決期限がある場合はそれに応じた対応をします。

試験が一週間後に迫っていたとします。難しい練習問題にぶち当たってしまい、「ハマって」しまいました。まだ勉強範囲の三分の一程度しか進んでいません。この場合どうしたらいいでしょうか。

私なら棚上げします

つまり、最大限に満足度が高い状態で期限の日を迎えられるような判断をする、ということです。

2. 時間をかけただけの価値が得られるか?

前の項目とも関連しますが、ハマり続けて考え込むことで得られるモノがどれだけ大きいかで判断します。100点満点中で1点しかない問題の部分にハマり続けることは得策ではないということです。「棚上げ」です。

3. 時間を費やしたいことが他にあるか?

仕事が山ほどたまっているのに、一つの仕事にハマってしまうのもやはり得策ではありません。同じ時間で10も20もの仕事がこなせるのならば、いったん「棚上げ」する方がよいと思います。

しかし、ハマることで人は成長する

ここまでは「ハマる」ことにネガティブなとらえ方をしてきてました。しかし、「ハマる」ことにはポジティブな側面もあります。「ハマっている」間はその問題に対して「フルに頭を使って考え続けており」、濃縮した時間に多くの情報が飛び込んできます。

これにより、その分野での知見は大きく貯まって成長することができるでしょう。その経験は今後に必ず活きると思います。新規に物事を始めるときはハマるのは当たり前なので、ハマることで知識を積み上げていくのだと思います。

結論

よい「ハマり」方をしたいですね。

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