Windows の VirtualBox の Vagrant で ubuntu/xenial64 の環境を構築する手順(一般ユーザ)

Vagrant で Ubuntu

以前にこんな記事を書きました。ただ、思いっきり root 前提です。

一般ユーザを作る

上記の記事を参考に、一般ユーザを作ります。大したことはしません。sudoできるユーザで作業を行い、完了したら当該一般ユーザでログインすれば反映されているでしょう。

一般ユーザを作成する

以降、作成する一般ユーザの名前をmurayamaとします。まずはユーザを作成しましょう。useraddではなくてadduserを使おう

# adduser murayama

鍵を作る

ここは元の記事と一緒です。鍵の場所が違うだけです。鍵用のディレクトリが無いかもしれないので作ってます。パーミッションは後で変えておきましょう。なお、Vagrantfileconfig.vm.synced_folderを適切に設定していないと、Windows とのファイルの受け渡しができないので注意です。

# mkdir /home/murayama/.ssh/
# ssh-keygen -t rsa -N '' -f /home/murayama/.ssh/id_rsa
-> パスフレーズは空っぽ
# mv /home/murayama/.ssh/id_rsa.pub /home/murayama/.ssh/authorized_keys
# cp /home/murayama/.ssh/id_rsa /vagrant
-> Vagrantfile がある Windwos のフォルダに id_rsa が持ってこられたのでこれを SSH ログイン時の鍵としましょう

鍵でログインできることを確認

上述の鍵でログインできることを確認しましょう。

sudo できるようにする

まだこの状態だと sudo できません。murayama is not in the sudoers file. This incident will be reported.みたいに怒られます。

よくある/etc/sudoersを変更する必要はないです。なぜなら以下の部分がコメントアウト無しですでに/etc/sudoersに記述されているからですね。

# Members of the admin group may gain root privileges
%admin ALL=(ALL) ALL

したがって、murayamaadminグループに入れてあげればいいだけです*1

# usermod -aG admin murayama

※ admin グループでなく sudo グループでもいいです

これでオッケー

以上の手順で、Vagrant の Ubuntu 16.04 LTS に一般ユーザの構築が終わったはずです。適当に Itamae っとくのがいいでしょう。

参考ページ

*1:/etc/sudoers の中身を見るに、他のグループではなく admin グループが推奨されていると思われます

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