結論
防げない*1.
理由
「サーバープロフィール」を変更することで、サーバごとにニックネームを変更することは可能です。しかし、アバターアイコンをクリックすると「ユーザープロフィール」は丸見えになります。
「ユーザープロフィール」は一つのアカウントに付き一つです。いわばプロフィールのマスターです。この情報は誰もが見ることができるため、この情報で同一アカウントかどうかが容易に判別できます(=身バレする)。
Nitro を使ったらどうなのか?
Nitro を使うと「ユーザープロフィール」を変更することが可能です。4桁の番号も変更ができます。また、サーバごとにアバターのアイコン画像が変更できます*2。
しかし、「ユーザープロフィール」は一つのアカウントにつき一つであるということは変わりません。したがって「ユーザープロフィール」が見られてしまえば Nitro だろうがなんだろうがバレます。
ただ、以下の方法を採ることで「バレにくく」はなります。
- サーバごとにアバターの画像とユーザー名を変える
- 定期的に「ユーザープロフィール」の名前と番号を変える
「定期的に『ユーザープロフィール』の名前と番号を変える」というやり方は実のところ現実的ではないです。というのも、「DM」や「フレンド」はユーザープロフィールの情報でやりとりされ、もしユーザープロフィールを変更すると、「DM」や「フレンド」にて相手に見える情報が変わるからです。
DM を全く使っておらず、今後も全く使わないし、フレンド機能についても同様ならば問題ありません。ただし、そうでない場合には、特定の相手には自分の名前や番号がコロコロ変わって不信感を抱かれます。誰だよこれ、ということになります。
いずれにしろ DM や フレンド で関わりがある相手には情報が丸見えなので、ちゃんと調べられればバレます。
ではどうするか
一番いいのは、複数アカウントを用いることです*3。そして、アカウントごとに Discord のクライアントソフトを変えることです。正式版 と PTB版、Webブラウザ版を使い分けます。
BetterDiscord にて AccountSwitcher を使うというのもありっちゃあありですが、アカウントの切り替えとそれに伴うログイン時間の待機の手間がかかり、頻繁に切り替える場合には現実的ではないです。
まとめ
Discord と Slack との一番大きな違いがこの複数サーバでのユーザープロフィールの扱いだと思います。Discord はここまで大きくなってしまった以上、Slack のような仕様にする*4のは簡単ではないと考えます。
その場しのぎではありますが、上記のような方法を採るのが身バレを完全に防ぐ方法です。
現実的には、Nitro を契約してアバター画像を変更するというのが労力に対する最適解になると思います。