- この記事は 幻想水滸伝 Advent Calendar 2019 の 1日目 の記事です
情報整理の2つの手法
情報整理をする手法として「フォルダ分け」と「タグ分け」という2つの手法があります*1。前者は階層構造を作り、情報がどの位置づけにあるかが明確になります。後者は情報が属するカテゴリを、階層構造から自由になった形で明確にすることができます。
幻水の情報整理術
幻想水滸伝の膨大な情報を整理するにあたっては、この「フォルダ分け」も「タグ分け」も不十分であると思います*2。
「フォルダ分け」の特徴
「フォルダ分け」の難点は、情報を格納する時点で「どの位置にあるか」を決めなければならない点です。そして、一度決めたらその位置を容易に変更できない点です。
また、「フォルダ分け」は、その「フォルダ」の構成をどうするかがそもそもの問題となります。最上位の階層には一定程度の抽象度をもったフォルダを作り、階層を掘るにつれて具体的にしていく、ということが必要です。こちらも一度決めたら容易に変更はできません。
「タグ分け」の特徴
「タグ分け」は「フォルダ分け」の欠点を補う側面があります。前述のように「フォルダ分け」ですとフォルダの位置が硬直化してしまいますが、「タグ」の場合は後から自由に追加や変更ができます。
しかし、「タグ分け(タグ付け)」には大きな欠点があります。それは タグ付け作業が面倒くさい という点です。これに尽きます。
したがって、理想としては「タグ付けを(半)自動で行ってくれる情報整理システム」を利用したいということになります。そしてそれが理想的に行われた場合には「フォルダ分け」は不要です。
Wiki (GROWI) か Scrapbox か
当初からこの問題には悩んでいて、どういう方針でいくかが決まるまでは安易にシステムに乗せずローカルのメモの集合として保存しまくってきました(現在がまさにそうです)。
最終的には GROWI か Scrapbox のどちらかにしようと思っており、今は後者にほぼ決まりかけています。
なぜなら、「タグ付けが半自動でできる」のが後者だからです。そしてタグ付けがそのようにできるのならば「フォルダ分け」は必要ありません(無いほうがメンテナンスのコストが下がる)。「思い立ったらザクザク情報を書ける」ことが知識集約のためには大切だと考えています。情報を入力するコストが低ければ低いほど、情報の濃度は上がります。多少見通しが悪くても、ザクザクと修正ができるならば情報の質も上がっていきます*3。
方針が固まって一定の内容が整理ができたら、ちゃんと見られるようにしたいと思います。