任意のページを経由したコンバージョン数の測定
Google Analytics の標準的な機能では「任意のページを経由したコンバージョン数」を集計することができないため、「セグメント」を作って集計する方法を示します。
具体的手順
1. セグメントを追加する準備
- 「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」を選択する*1
2. セグメント追加画面を表示する
- 画面上部の「+ セグメントを追加」をクリックしてセグメント追加画面を表示する
3 新しいセグメントを追加する
- 「+ 新しいセグメント」という赤いボタンをクリックし、新規にセグメントを作成する
4. セグメント設定画面で「条件」を追加する
- セグメントの設定画面になったら右の列の項目より「詳細」→「条件」と選ぶ
5. 具体的な「条件」を追加する
- 「フィルタ」を以下の画像のように設定する
- 「ページ」「含む」とし、「経由したことを測定したいページ」のアドレスを入れる*2
- 以下の例では
/sample.html
が「経由したページ」に指定されている
- 以下の例では
- 「AND」ボタンを押して AND条件 を加える
- AND条件 は「目標の完了数」の「セッションごと」の値を「> 0」とする
- 上記以外の細かい部分はデフォルトでよい
- 「ページ」「含む」とし、「経由したことを測定したいページ」のアドレスを入れる*2
- フィルタが設定できたら名前を付けてそのフィルタを保存する
6. 結果を表示させるために適当な集計画面に飛ぶ
「セグメント」が適用できる画面に飛びます。どこでもよいのですが、
- 「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」
- 「コンバージョン」→「eコマース」→「商品の販売状況」
などでよいでしょう。もちろん、
- 「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」
でも構いません。
7. 「セグメント」を適用し、結果を得る
あとは「5.」で作った「セグメント」を「6.」の画面で適用すれば、「任意のページを経由したコンバージョン数」が集計できます。
注意点
- 「セグメント」に「ページ」という項目が入ってくる時点でデータが「サンプリング値」になる危険があります
- 感覚的には一週間以上の期間を取るとサンプリング値になる可能性が高いです
- したがって厳密に集計したい場合には1日単位で値を計測し、それを合算します
- 集計期間が長い場合はとても手動ではできないので API を使いましょう
- Ruby ならば、以前紹介した Legato がおすすめです
- 上記の設定ですと「コンバージョン後にページを経由した場合」も計測されます
- 条件に対して順序を指定したい場合は「4.」にて「シーケンス」を選びましょう