Ubuntu「に」Vagrant環境を構築する
Windows や macOS「に」Vagrant の環境を構築する記事はよく見ますが、Ubuntu「に」構築する記事はあまり見ないのでまとめます。とは言え、ドキュメントどおりです。
VirtualBox のインストール
手順は下記の公式ページに丁寧に書かれていますが、具体的に示していきます。
Linux_Downloads – Oracle VM VirtualBox
リポジトリの追加
リポジトリを追加しましょう。/etc/apt/sources.list
に以下の行を追加します。Ubuntu 16.04
に入れるのでxenial
と指定しています。
deb http://download.virtualbox.org/virtualbox/debian xenial contrib
鍵を追加
鍵を追加します。以下で。
$ wget -q https://www.virtualbox.org/download/oracle_vbox_2016.asc -O- | sudo apt-key add - $ wget -q https://www.virtualbox.org/download/oracle_vbox.asc -O- | sudo apt-key add -
VirtualBox をインストール
あとはVirtualBox
をインストールするだけです。少し時間がかかります。なお、バージョンを明示的に指定すれば*1 、指定しなかった場合とは異なるバージョンを入れることもできます。
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get install virtualbox
インストールできたらバージョンを確認して、正しくインストールされたかを確かめてみます。
$ virtualbox --help Oracle VM VirtualBox Manager 5.0.36_Ubuntu (C) 2005-2017 Oracle Corporation All rights reserved. Usage: (以下略)
Vagrant のインストール
次にVagrant
を入れます。ダウンロードページからdeb
ファイルを落としてdpkg -i
すればいいだけです。2017/04/23 時点での最新版は 1.9.3 になっています。
deb ファイルをダウンロード
wget
でいいでしょう。
$ wget https://releases.hashicorp.com/vagrant/1.9.3/vagrant_1.9.3_x86_64.deb
インストール
dpkg -i
すればいいでしょう。インストールできたならば deb ファイルは削除して構いません。
$ sudo dpkg --install vagrant_1.9.3_x86_64.deb
確認
バージョンを確認して、正しくインストールできているかを確かめます。
$ vagrant -v Vagrant 1.9.3
環境を構築する
あとは Box を用いて環境を構築していけばいいでしょう。
*1:sudo apt-get install virtualbox-5.1 など