※ 2020年9月現在では、apt で MySQL 8 がインストールできます
結論
以下の手順に沿いましょう。
1. deb ファイルをダウンロードする
MySQL の apt リポジトリをいい感じに設定するために、公式サイトから deb ファイルをダウンロードしてインストールします。まずはダウンロードするために次のページに向かいます。
そして画面下の Download
のリンクをクリックしてダウンロードページに飛びます。
するとダウンロードページに飛び、ログインするかどうかを聞かれます。ログインの必要がない場合はページ下の No thanks, just start my download.
をクリックすればファイルを落とせます。
ターミナル上で作業をするので、リンクのアドレスだけをコピーして、wget
しましょう。たとえば以下のとおりです。
$ wget https://dev.mysql.com/get/mysql-apt-config_0.8.13-1_all.deb
2. deb ファイルをインストールする
ダウンロードした deb ファイルをインストールしましょう。対象の deb ファイルが mysql-apt-config_0.8.13-1_all.deb
だとした場合は次のようになります。
$ sudo dpkg -i mysql-apt-config_0.8.13-1_all.deb
インストール中に質問がいろいろ飛んできますが、デフォルトで MySQL 8 のリポジトリを設定するようになっているので、そのまま OK
で問題ないです(以下の画面は参考)。
3. apt-get update する
「2.」の作業により MySQL 8 の apt リポジトリ が登録されたので、apt-get
します。mysql-8.0
の文字が確認できます。
$ sudo apt-get update (省略) 取得:28 http://security.ubuntu.com/ubuntu bionic-security/multiverse amd64 DEP-11 Metadata [2,464 B] 取得:29 http://repo.mysql.com/apt/ubuntu bionic/mysql-apt-config i386 Packages [564 B] 取得:30 http://repo.mysql.com/apt/ubuntu bionic/mysql-apt-config amd64 Packages [564 B] 取得:31 http://repo.mysql.com/apt/ubuntu bionic/mysql-8.0 i386 Packages [7,154 B] 取得:32 http://repo.mysql.com/apt/ubuntu bionic/mysql-8.0 amd64 Packages [7,144 B] 取得:33 http://repo.mysql.com/apt/ubuntu bionic/mysql-tools amd64 Packages [4,247 B] 取得:34 http://repo.mysql.com/apt/ubuntu bionic/mysql-tools i386 Packages [3,678 B] 4,751 kB を 5秒 で取得しました (1,010 kB/s) パッケージリストを読み込んでいます... 完了
4. apt-get install する
あとは普通に apt-get install mysql-server
しましょう。対象が MySQL 8 になっています。
$ sudo apt-get install mysql-server -y
インストールの途中で MySQL 8 の特徴である新しい認証方式の設定について聞かれますが、今後のことを考えて新しい方式にしておいたほうがよいかと思います。設定を個別に行うことで従来の認証に変更する方法もありますので、必要ならばそちらを用いればいいでしょう。
5. コンソールにログインして確認する
インストールが完了したら、先ほどのインストール中に設定したパスワードでコンソールにログインできるか試してみましょう。正しくログインできれば MySQL 8 のインストール完了です。