もう1週間前のことになってしまいますが、スクウェア・エニックスより「ドラッグ オン ドラグーン」および「ドラッグ オン ドラグーン2 -封印の紅、背徳の黒-」のアルティメットヒッツ版が発売されました。
この2つのゲームについては、以前にエントリでレビューを書いたことがあります。それはそれは狂ったゲームで、いわゆる「鬱ゲー」とは違う意味で人の気持ちを没落させる作品でした。しかし、その強力な影響ゆえに人の心に残る作品でもあり、考えさせられる作品でもあります。
以前書いたエントリと重複してしまいますが、未プレイの方にはぜひプレイしてほしい作品です。人(のようなもの)が狂うということはここまで背徳的で刹那的なことなんだ、ということが、メッセージとしてビシバシ伝わってきます。ある意味、この作品を作った方々は、はるかに正常な理性をもって作品に立ち向かったと言えるのではないでしょうか*1。
「2」の方はプレイしなくても構わないと以前書きましたが、ここまで安価になったことですし、一転、プレイしてみることをオススメします。決してクソゲーといえるまでのものではありません。「1」と比較するとどうしても落ちるというぐらいで、逆に「1」での不満点が「2」で解消されているというところもあります。ストーリーの方も、「1」を知っていて継続プレイすると、思うところがあるものが少なからず出てきます。
「ドラッグ オン ドラグーン(DOD)」および「ドラッグ オン ドラグーン2 -封印の紅、背徳の黒-(DOD2)」。アルティメットヒッツになった今こそがプレイするチャンスです。間違いなく歴史に名を刻むであろうこのゲームをプレイすることを強く勧めるものであります。
願わくばこのような異端なゲームにもっと光を当ててほしいところです。そして、「よくまとまっている」ゲームが多い昨今、このような破天荒なゲームをどこのどなたでも構わないので発表してほしいと思っています*2。DOD、DOD2、およびその類似系統のゲームに光を!