状況
テキストを流し込んでも、例えば行数が期待される行数よりも少ない(多い)状態で流し込まれてしまう。
考えられる結論
「レイアウトグリッド」と「フレームグリッド」とという二種類のレイアウト設定があるところ、「フレームグリッド」を設定していないため。
具体例
「新規作成」時に以下のようなレイアウトグリッドを設定することと思います。
このレイアウトグリッドとは別に、以下のようなフレームグリッドという設定もあります。そしてテキスト流し込みはこちらの設定をもとに行われます。したがって、フレームグリッドを設定していないと期待通りの流し込みができません。
フレームグリッドの設定方法
メニューの「オブジェクト」からたどれます。「オブジェクト」→「フレームグリッド設定」を選んで設定をします。ここでの
このとき、どこかの「フレーム」を選択状態にしている場合はその「フレーム」だけに設定が反映されます。
どの「フレーム」も選択していない場合は今後作成する全ての「フレーム」に適用される設定が行われます。
フレームグリッドを作る方法
フレームグリッドを「作る」には、パネルから「フレームツール(長方形フレームツール)」を選び、範囲をぐりぐりっと指定して作ります。マスターレイアウトに作ることになると思います。
テキストを流し込む
あとは「ファイル」→「配置」を選んでテキストを流し込みます*1。
このとき注意することは、フレームグリッドからフォーカスを外した状態で「ファイル」→「配置」を選ぶということです。フォーカスが合った状態で流し込むと、流し込みが即座に確定して、「一括流し込み」などができないためです*2。
フォーカスを外して流し込みを行おうとすると、「アイコンに文章がぶら下がった流し込み待機状態のマウスカーソル」になり、任意の場所に流し込めます。しかしながら、さらに注意する点として、ここでの流し込みは「レイアウトグリッド」の設定に準拠します*3。したがって、段組みをする場合なのですが、「フレームグリッド」での設定は「段数」を「1」にする必要があります。
「フレームグリッド」の段数を例えば「2」にすると、「2段組が2段できて合計4段」になります*4。
補足
たぶんいろいろ誤っていたりアンチパターンがありそうな気がしますが、InDesign のど素人がたどり着いた結論の一つが上記の内容になります。