『美術手帖』の12月号の特集は「ボーイズラブ(BL)」です。重版までされたという今号、専門誌らしく大変に興味深い内容となっています。
同様に分析したものとしては、「日本性教育協会」が出版した、「性科学ハンドブック vol.12」の「腐女子文化のセクシュアリティ」が明るいかと思います。
<目 次>
●テーマについて 加藤秀一(明治学院大学教授)
●〈やおい・BL〉の魅力とは何か?~若き女子たちの「愛と性の教養書」~ 斎藤みつ(やおい小説研究)
●女性のマスタベーションとBL 守如子(関西大学社会学部講師)
●当事者性の発見から他者性の分析へ~やおい・ボーイズラブの〈再〉ジェンダー分析のために~ 石田仁(東洋大学ほか非常勤講師・社会学)
●やおいパロディにおける腐女子の規範と可能性 金田淳子(法政大学非常勤講師)
●〈ディスカッション〉腐女子文化のセクシュアリティ
興味を持たれた方は上記ともぜひご覧になることをお勧めします。