結論
マウントするだけのコンテナを適当なイメージから作って、それを用いて中身を見たり $ docker container cp
すればいいです。
よく記事で見る、特権を使って中身を覗く方法も手っ取り早いと思います*1。
具体例
用いるイメージは Ubuntu 20.04 で特に問題ないと思うので、こんな感じでいいでしょう。
イメージの中身を見る方法
--rm
オプションを付けているので、コンテナから抜けたら自動でコンテナが破棄されます。中身を見るだけならこれで十分だと思います。
$ docker container run --rm -v YOUR_VOLUME_NAME:/tmp/fugafuga-it ubuntu:20.04 /bin/bash (コンテナ内に入る) # ls /tmp/fugafuga
イメージの中身をホストにコピーする方法
bash で中に入る必要はないので、コンテナはただ起動するだけにします。
そしてその後、$ docker container cp foobar:/tmp/fuga/hogehoge.txt .
などと実行して手元のホスト側に持ってきます。
$ docker container run -v YOUR_VOLUME_NAME:/tmp/fuga --name foobar ubuntu:20.04 $ docker container cp foobar:/tmp/fuga/hogehoge.txt .
コピーが終わったらコンテナは破棄しておきましょう。
$ docker container rm foobar foobar
注意点
$ docker container cp
コマンドに関しての注意点ですが、ワイルドカードは現状使えませんので、とりあえずはまるまる手元のホスト側に全部 $ docker container cp
してからホスト側で処理するのがいいと思います。
コンテナ側でコピー対象のファイルを選別し、コピー専用のディレクトリを作ってそこに対象ファイルをコピー後、それをホスト側にもってくる、という手法もあります。
*1:ただしその方法だと $ docker container cp できないと思う