結論
CIFS なストレージを mount
する際には、「パーミッション」と「uid」と「gid」に特に注意する必要があります。たいていのトラブルの原因はこれらの値が適切に設定されていないために起きると思います*1。
具体例
CIFS を mount
する際には、以下のマウントオプションを全て必須として指定するほうがいいでしょう*2。
- username
- password
- file_mode
- dir_mode
- uid
- gid
上記のオプションを全て指定した場合のコマンド例は次のとおりです。
$ sudo mount -t cifs -o username=foobar,password=hogefuga,file_mode=0644,dir_mode=0755,uid=123,gid=456 //192.168.0.123/hogehoge /mnt/fugafuga
uid
と gid
は /etc/passwd
を見ると分かります。例えば以下のような記述があった場合には、ユーザー redis
の uid
は 114
で、gid
は 122
となります。
$ sudo cat /etc/passwd redis:x:114:122::/var/lib/redis:/usr/sbin/nologin
注意点
CIFS を mount
した場合には、仕様上、パーミッションや owner はマウント時に定めた一意のものになります。これも CIFS をマウントしたときにハマりやすい点かと思います。