「ファンに希望を与える」

Steam のゲームに関する記事ですが、記事内の Bloodstained: Ritual of the Night の箇所についての記述が興味を引きました。

automaton-media.com

カリスマクリエイターが独立し、原点に立ち返った作品をつくる。そうしたニュースは業界では少なくなく、ファンに希望を与える。しかし、その希望という名の期待に応えられるかは別の話。新作の発売時期が何度も延期していればなおさらだろう。しかし『悪魔城ドラキュラ』の生みの親である五十嵐孝司氏は、そうした不安を、純朴すぎるほど丁寧なゲームづくりによって払拭した。

ここでいう「ゲームづくり」が、純粋に「ゲーム開発」を指すのならば話は難しくないでしょう。経験豊富なクリエイターのみなさんは、良いゲームの作り方というものを熟知しているはずだからです。

難しいのは、その「丁寧なゲームづくり」が安心して行える「環境」の整備だと思います。「環境」が整っていなければクリエイターのみなさんの力が発揮できません。クリエイターが納得できる形でゲームを作ることができ、そしてそれを完成までこぎつけるためには、計り知れないほどの裏側の支えが必要です。

Bloodstained: Ritual of the Night が成功例となり、次に続くゲームが出ることを期待しています。

ファンの心を熟知したクリエイターであるからこそ作れた、旧来そして新たなファンへのラブレターであるだろう。

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