「幻想水滸伝 ONLINE(仮)」の開発計画について(アドベントカレンダー22日目)

この記事は「幻想水滸伝 Advent Calendar 2018」の22日目の記事です。


「幻想水滸伝」は「ティアクライス」にて、限定的にではありますがオンライン対応になったことがあります。

そのティアクライスの発売から実に7年以上前に、「幻想水滸伝 ONLINE(仮)」の開発が計画されていました。当時のファミ通の記事は現存しています。

上記の記事には以下のように書かれています。

ほかにも、音楽ゲームやスポーツゲームなどでのデータ配信、オンラインの多人数プレイを可能にした『ときめきメモリアル』や『幻想水滸伝』の開発を計画中であることも明らかにしたのだ。

もちろんプロダクトはリリースされていませんので、実際にどこまで開発が進んでいたのかは外部からはわかりません。ただ、「ときめきメモリアル」については「ときめきメモリアルONLINE」というプロダクトが 2006/03/23 〜 2007/07/31 の期間でサービスを行っていました。

幻水は世界観が確立しておりキャラクター数も多いため、オンラインゲーム化*1をするための素地としては十分なものがあると判断されたのだと思います。しかしながら、世界観が巨大かつキャラクター数も膨大なため、オンラインゲームの枠組みに当てはめるのはかなり難しかったのではないかとも思っています。「ときメモ」の先例も踏まえつつ開発が断念されたとしたならば、それは納得できる結論ではないでしょうか。

もし幻水をオンラインゲーム化するとしたら、相当に「絞った」内容にする必要があるでしょう。ただしそうなると幻水らしさが失われる懸念が生まれてしまうでしょう。現在に至るまで幻水(シリーズ)のような多キャラかつ大世界観を持った作品は無いでしょうから、もしオンライン化する場合には相当に挑戦的な作品になると思います。


明日は ayano_ide さんによる「幻水のキャラクターサーチを作る話」です。

*1:特に当時流行っていたタイプのオンラインゲーム

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