InDesign でテキストを流し込むときに設定したレイアウトどおりに流し込まれないとき

状況

テキストを流し込んでも、例えば行数が期待される行数よりも少ない(多い)状態で流し込まれてしまう。

考えられる結論

レイアウトグリッド」と「フレームグリッド」とという二種類のレイアウト設定があるところ、「フレームグリッド」を設定していないため。

具体例

「新規作成」時に以下のようなレイアウトグリッドを設定することと思います。

f:id:gregminster:20181104140859p:plain

f:id:gregminster:20181104141006p:plain

このレイアウトグリッドとは別に、以下のようなフレームグリッドという設定もあります。そしてテキスト流し込みはこちらの設定をもとに行われます。したがって、フレームグリッドを設定していないと期待通りの流し込みができません。

f:id:gregminster:20181104141118p:plain

フレームグリッドの設定方法

メニューの「オブジェクト」からたどれます。「オブジェクト」→「フレームグリッド設定」を選んで設定をします。ここでの

このとき、どこかの「フレーム」を選択状態にしている場合はその「フレーム」だけに設定が反映されます。

f:id:gregminster:20181104141514p:plain

どの「フレーム」も選択していない場合は今後作成する全ての「フレーム」に適用される設定が行われます。

f:id:gregminster:20181104141604p:plain

フレームグリッドを作る方法

フレームグリッドを「作る」には、パネルから「フレームツール(長方形フレームツール)」を選び、範囲をぐりぐりっと指定して作ります。マスターレイアウトに作ることになると思います。

f:id:gregminster:20181104150211p:plain

テキストを流し込む

あとは「ファイル」→「配置」を選んでテキストを流し込みます*1

このとき注意することは、フレームグリッドからフォーカスを外した状態で「ファイル」→「配置」を選ぶということです。フォーカスが合った状態で流し込むと、流し込みが即座に確定して、「一括流し込み」などができないためです*2

フォーカスを外して流し込みを行おうとすると、「アイコンに文章がぶら下がった流し込み待機状態のマウスカーソル」になり、任意の場所に流し込めます。しかしながら、さらに注意する点として、ここでの流し込みは「レイアウトグリッド」の設定に準拠します*3。したがって、段組みをする場合なのですが、「フレームグリッド」での設定は「段数」を「1」にする必要があります。

フレームグリッド」の段数を例えば「2」にすると、「2段組が2段できて合計4段」になります*4

補足

たぶんいろいろ誤っていたりアンチパターンがありそうな気がしますが、InDesign のど素人がたどり着いた結論の一つが上記の内容になります。

参考

*1:詳細は省略します

*2:だと思います。この点確信がいまいち持てません

*3:のはずです

*4:のはずです

Powered by はてなブログ