背景
- Git をインストーラ経由でインストールしているのではなく、ポータブル版を任意のフォルダにインストールしている
- VS Code はインストーラ経由でインストールされた場合を想定して場所を決め打ちして探しているので*1、永遠に
git.exe
が見つからない
どうするか
手動で git.exe
の場所を指定します。設定ファイルに git.path
を追加すればよいです。
git.path
で場所を指定する場合には、フォルダの区切りはエスケープする必要があることに注意します。C:\Users\foobar\Git\cmd\git.exe
に git.exe
が存在する場合は、C:\\Users\\foobar\\Git\\cmd\\git.exe
のように \
を重ねて書く必要があります。
具体例
設定ファイルに以下のような一行を書き加えます。設定ファイルを保存したら VS Code を再起動します。
"git.path": "C:\\Users\\foobar\\Git\\cmd\\git.exe"
設定が正しいかを確認する方法
正しく設定できたかどうかは「出力パネル」から確認できます。「表示」メニューから「出力」メニューをたどると、画面下に「出力」のパネルが現れます。
次に右側のセレクトボックスで「Git」を選びます。そうした際に「Git を求めて次の場所を探しています」と表示され、さらに次の行に「Git X.Y.Z.Windows を使用しています」と出れば正しく設定されています。
補足
正しく設定ができていても、Git の管理対象となっていないフォルダやワークスペースにいる場合は「ソース管理」のサイドバーには「有効なソース管理プロバイダーがありません。」と表示されます*2。