※2018/04/30 現在のお話です
DMM mobile の SNSフリー のサービス
月額250円で、LINE、Twitter、Facebook、Facebook Messenger、Instagram のサービスが使い放題(通信量の残量が減らない)になるというサービスです。
https://mvno.dmm.com/option/data-option.html
結論
正直、使えないと思いました。理由は以下のとおりです。
速度が絞られすぎる
これに尽きます。そりゃあ良い話ばかりでないことは分かっていますが、実用に耐えない遅さです*1。規約 を見ると「当社は、ゼロ・レーティングの運用に関する業務を、協定事業者に委託しております。」とあります。これはすなわち、このようなサービスを行う業者を通した通信をしていると思われます。その業者は他の MVNO に対しても同じサービスをしていると推測されますので、統一した「遅さ」になっているのではと推測します。
つまり、DMM mobile の「さじ加減」は期待できません。
バースト機能が効いていないっぽい
前項と関連して、DMM mobile は「低速モード」のときに バースト機能 という機能があり、それなりの速さで通信できます。しかし、SNSフリー では前述のとおり業者を通すということもあり、この機能が効いていないように思えます。
「(SNSフリーを解約したときの)低速モードでの速度」と「SNSフリー時の速度」を比べたところ、体感ではありますが、後者はどれだけ待っても画像の類は表示されませんでした。前者は多少の待ち時間の後、表示されました。
SNSフリーを契約するとどうやってもSNSを高速で利用できない
これは当たり前なのですが、SNSフリーを契約している状態ですと、SNSとの通信は絶対的にSNSフリーの速度に固定されます。SNSフリーが未契約ならば「低速モード」と「高速モード」を自分で任意に切り替えられます。
したがってSNSフリーを契約している状態では、「高速モード」を選んでいる場合でも、SNSへの通信は必ず低速になってしまいます。これは大変なストレスでした。
250円払うなら通常プランを底上げしたほうがいい
料金が250円というのも微妙でした。250円払うならば通常のプランを一段階上げたほうがよいです。
公式アプリ以外でも適用はされた(良いところ)
私は Twitter のアプリは TwitPane Plus を使っていますが、そちらの通信も SNSフリー の対象でした。「公式アプリだから」という判定基準ではなく、通信先で区別してちゃんと適用されていると分かりました*2。
……が、これはこれで悲しいかな、もしたとえばサードパーティアプリは適用外だとしたら、そちらだと高速通信できたんですよね。で、SNSフリーを適用させたい場合は公式アプリを使えばいい、みたいなこともできたわけです。
いや、そういう運用はとても本質的な解決方法ではないですが、実質 SNS が封じられていた時期はわらにもすがる思いでそれで回避したいぐらいでした。
今のままでは契約しないほうがいい
上記のような状況ですので、DMM mobile の SNSフリー のサービスはおすすめできないです。
参考
私の通信量の記録です。