「Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築」
現在は「改訂版」が発売されていますが(下記)、私が購入したのは初版です*1。
目的
仲間に基礎的な知識を身につけてもらうために、適切な教材はないかと探していたところ、2年半前(!)に購入したこの本を掘り出しました。ざーっと読んでみると網羅的で丁寧な説明が掲載されているので、こちらを採用しようと思いました。ただ、採用するからにはやはり自分が読んでおかないとダメだ、ということで実際に手を動かしながら読んでみました。
感想
とても良いです。良い。何が良いかというと、以下の通り。
- インターネットやLinuxの基本的な内容が網羅的に書かれている
- 説明がこれでもかと噛み砕いて書かれているために分かりやすい
- 図が豊富で理解をするためにたいへん役に立つ
- 目的が明確なために達成感がある
- 全体としてコンパクトで途中で挫折しない
一方で良くないところは以下のような点でしょうか。良いところの裏返しでもあります。
- すでに一定以上の知識がある人にとっては学べることが少ない
- AWSは道具の一つとして用いているのでAWSについて深く学べるということはない
- 目に見える部分の成果としてはWordPressの構築なので、物足りなさを感じるかもしれない
最初から最後まで実際に手を動かしながら一気に読んでみたところ、数時間で終わりました。事前知識の度合いにもよりますが、ある程度の基本的な知識があれば一日で一気に読み切れると思います。手を動かしながらサーバを作っていくことで、あやふやな知識やあやふやな理解というものが払拭できていくでしょう。
資料としてまとめた
前述のように、仲間に基礎的な知識を身につけてもらうことを目的としていましたので、簡単な資料としてテキストにまとめました。こうやってまとめてみると結構な量の知識を得ることができるということがわかります。これらの知識はさらに先に進むために役立つことと思います。
*1:それも発売日直後に