Knowledge で「組み込みデータベース」から「カスタム設定のデータベース」に移行する方法

Knowledge で用いるデータベース

Knowledge では初期のデータベースとして「組み込みデータベース」が用いられています。このデータベースを用いていると、設定画面の「システム設定」→「データ管理」→「データベースの接続先変更」にて Warning(的なもの)が表示されます。

すなわち、「できるのならば『カスタム設定のデータベース』で運用しましょう」ということです。

「カスタム設定のデータベース」への移行

「カスタム設定のデータベース(現状では PostgreSQL のことですが)」に移行するのは実は簡単です。Knowledge がすでにその機能を用意していてくれて、しかも UI まで整備されているからです。

以下に手順を書きます。

1. データベースサーバを停止する

作業中にデータがいじられるといろいろ面倒なので、まずはデータベースサーバを停止します。設定画面の「システム設定」→「データ管理」→「組み込みデータベースのバックアップと復元」の中に停止ボタンがあります。

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2. 「組み込みデータベース」のデータを書き出す

「1.」と同じページ内の「バックアップ(データダウンロード)」から、「組み込みデータベース」のデータをダウンロードします。zipファイルでダウンロードできます。

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3. 「カスタム設定のデータベース」に対してデータをアップロードする

「システム設定」→「データ管理」→「データベースの接続先変更」の画面に行き、「組み込みDBで保存していたデータをカスタム設定のDBにコピー」ボタンを押します。そして「2.」でダウンロードした zipファイル をアップロードします。

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4. 待つ

アップロードが終わるとしばらく待つように表示が出ますので、指示通りに待ちます。Warning のメッセージが消えれば移行完了です!

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補足

Docker 環境の場合

Docker で「カスタム設定のデータベース(PostgreSQL)」を用いる場合は永続化を忘れないようにしましょう。

両方のデータベースでのデータの行き来は自由

「システム設定」→「データ管理」→「データベースの接続先変更」の画面にはもう一つボタンがあります。「カスタム設定のDBのデータを組み込みDBにコピー」というボタンです。

このボタンを用いれば、「組み込みデータベース」と「カスタム設定のデータベース」を自由に行き来することができます。一度まっさらにインストールをしてデータを入れ直したい、などの場合に有用だと思います。

両方のデータベースを無効にするとハマる

当然ハマります。

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