TS-220にDebianを入れる意味

Debianが順当に入り、暇さえあればいじくっています。本当に楽しいです。Qnapの組み込みLinuxだった頃とは違い、様々な制限から解き放たれた純粋なLinuxを操作できますので、QnapのLinuxで数時間以上ウンウン悩んでいたことがapt-get一発で出来たりして、とても便利に使っています。
ただ、TS-220にDebianを入れると、選択式起動とかではなくまるごとDebianになります。そこでふと思います。これって単なるLinuxのサーバでは…と。
そうです、Qnapを導入した意義が薄れてくるんですね。あのGUIを活かした直感的なインターフェイスや管理が簡単な「アプリ」という概念のqpkgなどが全く使えなくなってしまう。その時、Qnapである意味、TS-220である意味ってあるのでしょうか…。
これについての答えは今は出せません。TS-220本体とHGSTの4TBのHDDが2つとなると結構な出費になります。いわゆる安価なサーバマシンを買うのと変わらないでしょう。
それでも導入としてこの世界に興味を持たせてくれたQnapには感謝しています。そしてあの小さな筐体ゆえに取り回しがしやすく、配線元の棚にそっと置いておくことができて騒音問題も解決しています。
自分にとっては、TS-220が(単なる)Debianのサーバ機になったとしてもその恩恵は計り知れないため、初心者にこそこのマシンを勧めたいと思います。

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