BIOSを更新した直後にPCやOSが起動しなくなった場合

BIOSを更新した後にPCやOSが起動しなくなった場合、理由としてまず考えられるのは「BIOSの更新の失敗」ですが、それと同じくらいに考えられる理由として、「BIOSの設定の不備」が挙げられます。

BIOSの種類(マザーボードの型番)にもよりますが、BIOSを更新すると、BIOSの設定が「デフォルト」になってしまうものがあるのです。例えば、「IDE」と「AHCI」を選択する項目で、デフォルトで選択される内容が利用環境と合っていない場合、当然ながらOSが起動しません(OS起動途中でブルースクリーンになるなど)。

ですので、BIOSの更新をした場合、設定がデフォルトに戻る戻らないは抜きにして、一度BIOSの設定画面に入って設定を眺めてみるのがいいでしょう。もしBIOSの設定がデフォルトに戻ってしまうタイプのマザーでしたら、BIOS更新前にメニューからBIOS設定を保存し、それをBIOS更新後に読み込む、という手段を取るのも良いと思います。

実は先日、「Shuttle」の「XS35GT V2」というマシンでこのことに気づきまして、BIOSを更新した後にOSが起動しませんでした。必死になって「復元」とかをしても起動しなかったので、BIOSの更新に失敗したのだと思ってたのですが、BIOSの更新に失敗していたらそもそもOSの起動画面までいかない、と思い、BIOS設定を眺めていて「AHCI」になっていないことに気づいたのでした。

BIOSを更新するときは更新後のことも考え、慎重に更新作業を完結させてみてください。

Powered by はてなブログ