nvm ではなく ndenv を使う理由
nvm でのバージョン管理は、ユーザ単位ですべての場所(ディレクトリ)での実行バージョンが統一されます。rbenv のように、ディレクトリごとにバージョンを使い分けたいので ndenv を使います。
インストール方法
rbenv や pyenv と同じです。
1. git clone する
git clone してシェルの設定ファイルに登録します。
$ git clone https://github.com/riywo/ndenv ~/.ndenv $ echo 'export PATH="$HOME/.ndenv/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile $ echo 'eval "$(ndenv init -)"' >> ~/.bash_profile
シェルの再起動を忘れないようにしましょう。
2. node-build プラグインを入れる
node をビルドするために node-build プラグイン を入れます。
$ git clone https://github.com/riywo/node-build.git $(ndenv root)/plugins/node-build
3. 好きなバーションの node をインストールする
$ ndenv install 9.5.0
と実行すれば v9.5.0 がインストールされます。現在利用できるバージョン一覧を表示するためには $ ndenv install -l
を実行します。
$ ndenv install -l Available versions: v0.1.14 v0.1.15 v0.1.16 (中略) v9.3.0 v9.4.0 v9.5.0 iojs-v1.0.0 iojs-v1.0.1 iojs-v1.0.2 (中略)
$ nvm install 9.5.0
4. node を使う設定をする
- 「グローバル」で使うバージョンを指定するには
$ ndenv global 9.5.0
と実行します - 「ローカル」で使うバージョンを指定するには
$ ndenv local 9.5.0
と実行します
ここで「グローバル」で指定されたバージョンは、「そのユーザが任意の場所で実行したときに実行されるバージョン」になります。「ローカル」で指定されたバージョンは、「$ ndenv local
が実行されたディレクトリ配下で実行されるバージョン」になります。二つの違いを確認するためには $ node -v
をしてみるとよいかと思います。
補足
nvm
を削除する場合は以下のコマンドを実行しましょう。
$ rm -rf $NVM_DIR ~/.nvm