約束の地

あの日あの時のキャロの想い出

フリーゲーム「いきなり魔王」の感想

「いきなり魔王」

フリーのノベルゲーム*1に「いきなり魔王」という作品があります。この作品をプレイした感想です。

対応プラットフォーム

Windows および Mac および Webブラウザ に対応しています。Webブラウザ は当然にスマホも対象ですが、動作はかなり重く通信量も巨大なため、実質的には Windows か Mac かでプレイした方がいいでしょう。下記からダウンロード(プレイ)できます。

どんなゲームか

以下のスクリーンショットにもありますが、ゆうしゃまおう を倒すゲームです。それだけです。シンプルです。

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ただし……

しかしながら、いわゆる RPG ではありません。ゲーム開始直後に ゆうしゃまおう との戦いにいきなり放り込まれます。すでにエンディング直前、やるかやられるかです。まおう とのラストバトルに勝てばエンディングです。

形式

先ほど RPG ではないと書きましたが、戦闘も RPG的 ではないです。「物理攻撃と魔法攻撃を使い分け、適切にアイテムや回復を用いて、何段階にも変化する魔王をやっつける……」というものではありません。熟考してコマンドを選択していき、相手の出方を伺いながら戦っていきます*2。派手なやりあいは含まれていません。

感想

そのような形式ですので RPG というよりかは ADV(ノベルゲーム)です。したがって物語の具体的な内容を書いてしまうとそれはネタバレに他ならず、あまり書くことはできません。それを踏まえて感想を書くとするならば、短いコンテンツの中にゲーム的エッセンスがふんだんに詰め込まれた秀作だと思います。トライアンドエラーを繰り返して一つ一つ謎を解いていったときに得られるカタルシスや、その過程で適度に悩む楽しさ(と苦しさ)、そして「ししょう」が絶妙なヒントを出してくれるゲームバランスの良さなど、過不足無く私たちをゲームの世界に引き込んでくれます。

また、クリエイティブ部分にも全体を通じた一貫性があり素敵です。ドット絵、文字フォント(ひらがな)、音楽のいずれも世界観にマッチしています。レトロゲーにありがちな「単純な同じ音楽が頭にこびりついて離れない」的な演出も体験できます。もちろんレトロゲーにあまり触れてこなかった方たちにもオススメできます。

このゲームを知ったきっかけ

私がこのゲームを知ったのは LocJAM という「ゲームのローカライズイベント」を経由してのことです。このイベントで、「いきなり魔王」の英語版から各国語版(日本語への逆翻訳(?)版も!)へローカライズするというコンペティションが開かれていたのです。

きっかけはどうであれ、このような素晴らしいゲームに出会えたことには感謝です。ファイルのタイムスタンプを見ると昨年の9月末にマスターアップしているようで、半年以上も知る機会がなかったというのはもったいなかったですね。

結論

ぜひとも「いきなり魔王」をプレイしてみてください。

*1:というと違和感を感じるかもしれませんが

*2:前者の内容も実質はコマンド選択をしているだけに過ぎませんが

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