「創作物」は「怨念の塊」である

漫画や小説限定、という話ではないのだけれど、そういう創作物と、それを創りだす人の人格についての話題がホットになっている。

早い話が、素晴らしい創作物を作っている人が、必ずしも素晴らしい人ではないよ、ということらしい。

しかしこれはどこの世界でもそうじゃないだろうか。いわゆる「ハロー効果」ってやつじゃないだろうか。

自分の身近な話で考えてみると、勉強ができる人は何でもできる、みたいな風潮は確かにある(これが小学校あたりだと、スポーツができる人、なのかな)。勉強ができればリーダーシップがあり、話し上手であり、モテまくりであり、お金もたっぷり持っていて、いいとこのいい家庭に育っており、将来は博士か大臣か、という風な感じである。

当然ながらこれは真実では(必ずしも)ない。むしろ、狂ったほどに素敵な創作物というのは、狂ったほどに溜まり溜まった「怨念」や「妬み」「嫉み」、「怒り」などから生まれている。そういう考えを創作物という形にまで昇華するほどに煮えきらせるような人に、常人はいないとさえ僕は思っている。

個人的には今さら当たり前のことが盛り上がっている感じはするのだが、人間って不思議なもので、どうしてもこう考えちゃう傾向にある。だから、定期的にこういう話を盛り上げることで、自分たちの認識を常に修正していくことってのが必要なのかもしれないと思った。この話題に限らずね。

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