「幻想水滸伝VI」の可能性

ご存じ、初期の「幻想水滸伝」において最も重要な方であった「村山P*1」が独立して設立した会社、「ブルームーンスタジオ」のサイトにおける、村山P*2の1/27付エントリに非常に気になる記述がありました。

Bluemoon Studio Official Web Site - Bluemoon Studio Web Site : 決断 by Murayama

http://www.bm.ai/modules/wordpress/index.php?p=65

 某社よりオファーを頂く。
 そのこと自体は非常にありがたいのだが、個人的には非常に悩む話であった。受けるべきか、どうか。今、この時も悩んでいる。

 どうしたものだろうか……

また、同オフィシャルサイトの「経歴」の部分にも気になる記述があります。

Bluemoon Studio Official Web Site - 経歴

http://www.bm.ai/modules/keireki/

2009年
某社RPG(未発売)のメインシナリオを担当

この「某社RPG」というのが、半年ほど前のエントリで扱った「幻水の新作」ではないか*3、と推測されました。

その予想は見事に裏切られることになってしまうのですが、今回の「某社」のオファーこそ、「幻水VI」ではないかと前向きに想像します。村山さんをここまで悩ませる理由というのが勝手ながらあまり見当たらないからです。

単発の作品ならば色々な点を考慮して適切に判断ができると思います。しかし、もし「幻水」ということになれば話は別です。Wikipediaにも記述があるように、少なくとも「III」を手がけた途中で都合退社してしまい、村山さんが完全に思っていたような作品にはなっていません。そしてその後の幻水シリーズは、村山さんの思想とはおそらく異なる方向に少なからず向かっていると思うのです。

そんな「幻水」に再び関わるというのは村山さんを苦悩させることである、というのは想像に難くありません*4。真相はどうあれ、「幻水」の基本的な方向性を決めたのは村山さんですし、それから抜けてしまったのも村山さん自身です。そんな状況で再び「幻水」に関わることが、「幻水」にとって果たしていいことなのか。ユーザ、ファンに対してその行為はどう映るのか、などと、考えは多岐に及んでしまいます。

本人でない自分でさえここまで考え込んでしまうのですから、当の村山さんにとっては大変難しい判断を迫られることになると思います。そしてそういう考えに至る理由というのは「幻水」の新作以外には余り考えられないと思います。

ただ、この時期のオファーというのが少し気にはなります。「ティアクライス」が出てからすでに1年以上経過してますし、グッズのプロジェクトは絶え間なく続いています。商業的に考えて、1年以上の間、「幻水」の「ゲーム本編」の方にまったく手つかずであるという状態は考えにくいです。だからこそ、2009年のTGSで何らかの発表があるかもしれないと推測されたわけです。もし今からプロジェクトが進むとなると、製品化は早くても今年末ぐらいになってしまうのではないでしょうか。

とにかく、新しい情報が待たれます。上述のことはいずれも妄想の域を出ていません*5。結局自分たちにできることはワクテカしながら待つことなので、素直に待ち続けましょう。村山さんの新作が何であれ、「幻水VI」も含めた早期の発表&発売を願って!

*1:「村山D」かな?

*2:今はこの呼び方はおかしいので、以下「村山さん」としましょう

*3:ぶっちゃけ、「幻水VI」

*4:意表を突いて「oz」の続編だとしても、かな

*5:しかもかなり前向きな

Powered by はてなブログ