約束の地

キャロの想い出

SNSとブログにおけるトラックバックについて。

トラックバックとは

mixi*1になくてブログにのみ存在する特徴的な機能として、「トラックバック」というものがあります。それがどういう機能なのかということは、解説サイトを参照してみるとよく分かります。

つまり、「あなたのエントリを参考にしてこちらもエントリを書きましたよ」ということを相手に伝える機能です。トラックバックの機能なしに同様のことを実現しようとするならば、次のようになります。

相手のエントリの「コメント欄」に「私の今日のエントリ、あなたのエントリを参考にして書きましたよ〜」と書き、「自分のエントリへのリンクを貼る」、と。

ブログはこのトラックバック機能によって互いの「つながり」を保持してきました。類似の内容のエントリがまるで鎖のようにどんどん繋がり、インターネット上でそれをたどることができるのです。そしてそれにより、一つの話題を元にして、「人と人」とのつながりができます。

SNSにおけるトラックバック

さて、そこでSNSとブログとの比較に視点を移してみます。SNSにはトラックバック機能は現時点ではありません*2mixiにはもちろんないし、GREEにもありません。

以前のエントリでも述べたように、SNSはエントリへの「コメント」を主体にしてコミュニケーションをすることを主眼に置いています。mixiの「マイミクの最新日記」がトップページに表示されるのはその象徴です。SNSトラックバック機能がないのはまさにこの、エントリに「コメント」をつけることでコミュニケーションが成り立つ、ということを意味していると考えられます。 コメントを促進しているのです。

ブログにおけるトラックバック

ブログの場合、ブログで見知らぬ人にトラックバックを送るのは勇気がいることですが、それはmixiで見知らぬ人へのエントリに「コメント」をつけることと同じくらいの困難さです。トラックバック自体がブログの特徴的機能として確立しているので、ブロガーは誰もがトラックバックされる可能性があることを理解しているからです。

ブログでもコメント欄はありますが、本当にちょっとした程度のことしかブログでは書かれないことが多いです。したがって、そこから新たなコミュニケーションが広がることは少なく(自分はそう感じます)、ブログでコミュニケーションをするには、エントリにトラックバックして「あなたの意見に対して私はこう考えますよ」と自分の意見を表現することが一番手っ取り早いと思うのです。

それゆえに以前書いたように、ブログの方がエントリに対する反応の質量が豊富になるわけです。エントリに対してエントリで反応を返すわけですから。

まとめ

以上をまとめてみます。

SNSではエントリとそれに対する「コメント」によりコミュニケーションが深化します。mixiでは「マイミク」がエントリを書いたらすぐ分かるようになるシステム*3や、エントリの「コメント記入履歴表示」というシステムがそれを示しています。

一方ブログでは、トラックバックを中心にコミュニケーションが深化します。ブログのコメント欄は一時的なやりとりに用いられ、トラックバックこそが「mixiにおいてマイミクがエントリを書いたことが分かる」機能に相当するからです。トラックバックこそがブログの醍醐味でもあると言えます。

自分のトラックバックに対する立場は、このエントリでいう「関連仲間文化圏」と「ごあいさつ文化圏」の中間というところでしょうか。またこちらのエントリにも非常に共感できます。

ブログとSNSの相違点は、以上のようなところにも見つけられることになります。

*1:現在の

*2:ごく一部のSNS除く

*3:RSSに近い

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